16週1日

2018年1月28日、体外受精に挑んで2回目の移植で授かった子を死産しました。

悲しい内容ですが、忘れないうちに書いておこうと思います。

 

2018年1月10日(水) 14週1日 胎児ドック

仕事を早退し、妊婦検診に通うことに決めた近所のクリニックで実施している初期精密超音波検査(胎児ドック)を受診。

担当はやさしそうな女性の先生。赤ちゃんに話しかけるように超音波している。

大きさも適当。心音もしっかり聞こえ、首の浮腫や鼻骨も問題なかったようで一安心したものの、心臓のカラードップラーでちょっと問題がある雰囲気に。。。

かなり時間をかけて診てもらったものの、手の位置が?悪く確認したい所がよく見えないのと、まだ赤ちゃん8.5cmだから、、、ということで再診になる。

2週間後にはちょうど妊婦検診の16週のため、16週1日での検診予約を取って帰宅。

 

2018年1月24日(水) 16週1日 妊婦検診

この日も仕事を早退して妊婦検診へ。

このクリニックは土曜の予約が取りにくいし、近所なだけあって同じ保育園のママさんらしき人も見かけるので嫌だなと改めて思う。

担当は前回と同じ先生。当たり前か。

本当になんとなく最悪の事態を覚悟しつつ診察台に横になって超音波開始。

始まるなり「あれ?」と思ったけど先生が黙々と手を動かしてるし、私も私で「赤ちゃん寝ているのかな?」と良い方に考えてしばらく黙ってみている。

でもカラードップラーで疑問が確信に変わる。赤と青の色がまばらにしか映らない。。。

「先生、もしかして赤ちゃん心臓動いてない?」というようなことを自分から聞いた。

先生もそう言われるのを待っていたように思う。

「うん、そうだね。。。」

と先生からの返事を聞いた後に具体的にどういう話をして診察台を降りたかは覚えていないけれど、私は意外にも結構淡々としていて涙が出そうにもならなかった。

ショックであることは間違いないのだけれど、茫然として思考が働いていなかったのかもしれない。それと、なんとなく、、、本当になんとなく嫌な予感を感じていて、うっすらと覚悟ができていたのかもしれない。

その場ではむしろ先生や看護師さんがすごく気の使って接してくれている事への申し訳なさが大きくて、暢気にも「この情況だと取り乱して涙する人が多いんだろうな…」などと考えていた。

診察室の椅子に戻り、「エコー写真どうする?」と聞かれたけれど、出されるがまま数枚いただく。悲しい写真だしほしいわけじゃないけれど、「いらない」とは言えないでしょ。先生や看護師さんと出産や手続き等の話を終え、出産する産院への紹介状を頂いて終わり。検診にはもう来ない。。。

やっぱり待合室でも涙することなく、とにかくクリニックから早く出でこの情況から逃げ出したかった。

前回の胎児ドックで心臓の何が気になっていたのかは先生に聞けずじまい。。。

16週1日の子宮内胎児死亡。2回目の妊娠の結果。